<   2005年 02月 ( 1 )   > この月の画像一覧

パリのビーフ・ステーキ

30年近くも前の冬になるが、初めて憧れのパリに夫婦で行き、慣れないフランス語で行き先を告げ、すっかり日の暮れたリュクサンブール公園の角で、タクシーを降りた。限られた時間で、カルチェラタンで食事をし、地下鉄でサンジェルマン・デプレ教会のアポリネールの石像を見れば、私は充分に満足だった。

さて街角の小さなレストランでメニューを開いたまでは上出来。

しかし、肝心の品書きが可愛らしく装飾した花文字で判読不能。めずらしく不安げな妻の手前、しっかり注文しなくては、と思いつつ安直に定食を頼み、勧められるままビーフ・ステーキ。出て来た肉の何と硬いこと!
ああそうだった、フランスの牛肉は確か硬いと聞いていた・・・。これは美味しいか不味いかとは違う、思い出に残るステーキになった事は間違いない。

それ以来、何度も訪れたパリでは、肉料理好きの私達夫婦にとって、ビーフステーキは特別思い入れの深い一品になっている。
[PR]
by cantare-so | 2005-02-16 11:41 | フレンチ