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会津通い



11月も最後の週を迎え、今年も会津に出かけることにした。昨年、コンサート・ツアーで会場にした酒蔵ホールで、お世話になった末廣酒造の会長の訃報から、はや一年が経ってしまい、気にかかっていた。蔵元に寄り、ほんの少しだけの気持ちを伝えて、暗がりの多い会津の町を歩いた。

冷たい雨が降りしきり、灯りも頼りなくゆらめく、この寂しげな町が私は好きだ。会津小汁、鰊の山椒漬け、新蕎麦の手打ちを二軒はしごするあたりになると、自分の心がだんだん柔らかくなっていくのを感じはじめる。応対も下手だし、言葉もかたく、頑固そうな気風がまた良いのである。

翌日も雨、芦ノ牧温泉の手前に新しく開店した蕎麦屋に立ち寄り、いつもの会津西街道を山王峠に向かう。春の桜の頃、山菜の初夏、紅葉から晩秋、そして真っ白な雪に埋もれる季節、いつ来ても本当にほっとするのはこの会津西街道だ。

お目当てのきのこの売店は、もうほとんどが店を閉じている。せめて水煮の瓶詰めか、生の塩漬けがないかと捜すと一軒、もだしの塩漬け、ほうき茸とハタケシメジの瓶詰めを申し訳なさげに売っていた。

七輪の火に当たりながら、店番のおばさんとしばし立ち話をしてから、車は本降りの雨の中、栃木県塩原へ向かう。途中、横川の大辛大根の店で、勿論大辛蕎麦をたぐり帰途についた。

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まだまだ会津通いは続きそうな気がする。
写真は帰宅後の食膳、もだし、クリタケ、ひらたけ、ほうきたけ、が入ったきのこ汁。
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by cantare-so | 2006-12-08 11:07 | 和食