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月山筍

f0133771_0571280.jpg ふた月まえから注文しておいた、月山筍が届いた。今年初めてお目にかかる代物で、手もせわしなく箱を開けると、やや太目の新鮮な姫竹が25本入っていた。
 夕食には、丸ごと皮のついたままを網焼きにして、指先も赤くなるほどになりながら、夢中でかじりついた。
 このところの山菜人気で人が多く入って山が荒れ、異常気象のせいで不作とも言われ、都会に住む私たちの口には、ますます入り難くなってきた。
しかし、いわゆるデパ地下では山菜コーナーがあり、こごみとたらの芽(これはなぜか年中ある)、あかみず、うるい、しどけ、あいこ、あぶらめ、それに生の根曲がり竹もパックされて並んでいる。
 先日も、山形産の細竹を買いもとめ、勇んで家に持ち帰り焼いて食べたが、味はいまひとつで
、すこしがっかりしていた。
「う~ん、今年の月山筍はうまいな~」と私が幸せそうにしていると、「苦味もえぐみも無くて、これいけるわ」などと、最近では妻のコメントも山菜通になってきている。さらに娘も仕事から戻り、ぽりぽり齧っている。こうなると我が家でも、獲得競争が激しくなってきたようだ。
 翌日は残しておいた数本を、てんぷらにして楽しんだが、瞬く間に幸せの時は過ぎ去ってしまった。
 今年新調した最新の山スキーのセットも、今シーズン月山で滑る事無く地下の物置で眠っている。
 さて残雪の季節、牛首・姥沢での月山春・夏スキーの帰りには、「もう、姫竹は食べ飽きたよ」なんて科白を、う、そ、ぶ、き、たいがね。
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by cantare-so | 2007-06-21 11:31

春茸モリーユ

歌舞伎座の裏手にある小さなレストラン (あとでオーナーシェフと話したらビストロですよと謙遜) の貼り紙が目にとまった。
 生モリーユ茸入荷の文字。
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 昼食時をとうに過ぎた時間だったが、声を掛けてみると、「どうぞ、どうぞ」と冷蔵庫からパレットをとり出して中身を見せてくれた。
当然、フランス産かと思いきや奈良から入荷との事。茸好きの私だが、いままで乾燥モリーユしか知らず、その何倍もある大きさに少し驚いた。「どんな料理にするのですか」と尋ねると、「挽肉をつめてのワインソースでお出します」。興味深々の私と、そのあとしばらくはよもやま料理の話。
 連休明けの、五月大歌舞伎「団菊祭」の観劇前に食事をと思い、歌舞伎座近くにいた妻を携帯で呼び寄せ、後日の予約をした。

楽しみにしていた当日、前菜の盛り合わせで始まり、フランス産白アスパラガスのグラタン、そ
してモリーユ茸にフォアグラのポアレ、シャラン産の鴨のエスキャロップに赤ワインソース、そしてデザートの盛り合わせ。
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春茸モリーユの食感に感激と満足をいただき、その夜の歌舞伎と何もかも堪能した一日を過ごした。
 モリーユ茸の季節は終わったが、6月に入った初日、妻と娘と待ち合わせ再度その店「厨房銭谷」に出かけた。その味がやみつきになりそうな赤ワインソースの鴨を娘とまた注文、妻はエスカルゴ、ジュレ入りのビシソワーズも絶品。
 村上信夫直系の正統派、フランスでの修行の蓄積、そして料理は人柄の、その優しさに溢れたフレンチは、めったに褒めない皮肉れ者の私でも相好崩れっぱなしなのです。
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by cantare-so | 2007-06-07 00:37