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茸の季節

f0133771_0482858.jpg 「アカヤマドリ茸が入荷しましたよ」と銀座のフレンチレストラン「銭谷」さんから連絡が来た。
早速予約をして妻と出かけることにした。
 いつも茸好きの私を記憶してくれていて、本当に幸せな気分だ。f0133771_052035.jpg

 今年は初夏からタマゴタケを何回か採取し、ヤマドリ茸モドキも自宅で賞味していたが、アカヤマドリは未だ口にした事がなかったので、楽しみだったし、ずいぶんとご無沙汰していたから、久しぶりに彼の本格フレンチを味わう良い口実でもあった。
 私の為にとって置いてくれた、巨大なアカヤマドリ茸とヤマドリ茸モドキは、さすがと言う出来栄えで皿を飾って出てきた。
 ウズラの中に詰めたフォアグラとあわせた赤ワインソースには、ヤマドリ茸モドキを。特有の菌臭さも消え見事な一皿。
 鴨とあわせ、ニンニクオイルのソースには、アカヤマドリ茸、何ともいえない香りと風味は絶品。どちらもセップ茸やポルチーニ茸に近いと言われているが、残念な事にまったく違うと、私は思っている。
第一に歯ざわりが、さらに香り匂いも別物である。

 茸の感想で話もはずみ、ワインもこれまたとって置きのシュバリエブランを戴き、贅沢な宵を楽しんだ。
 
 しかし、茸の季節はこれからが本番である。
 先日も富士山で採れたショウゲンジをお吸い物で、くせのない上品な風味としゃきしゃきとした食感を、一年ぶりに味わったばかり。
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 さて、何処まで茸採りに行こうかと、手帳の予定表をながめて落ち着かない私の頭は、このところすっかり嵌まっている、クロカワを網で焼いて大根おろしでなどと思い描いて始末が悪い。
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by cantare-so | 2008-09-13 23:05

奥志賀高原コンサートツアー 秋の花に彩られ

 今年の夏は天候不順とでも言うのか、ともかく突然の雨に驚かされることが多くあった。
奥志賀高原ホテルでのコンサートの前日、いつものように下準備のため出発、途中ひどい雨の中、小布施に立ち寄り、知り合いの「小布施ワイナリー」の名酒「Domaine Sogga」03・07年二本を買い求めた。
この白ワインは本当に美味しい!国内だけではなく、本場のフランスでも引けをとらない、最高クラスだ。
それ以外にシードルの辛口にもつい手が延びてしまう。
 今年さらに評判のソガエールエフィスを内緒で一本いただき、さらに桃一箱もと、早くも車のドレスとタキシードの間は何とも贅沢な品物で埋まった。
 昼食は蕎花のざるそば。
 
 雨の中ツバメの飛び交うホテルに到着、簡単な打ち合わせを済ませてまずは一安心。明日のツアー到着が、晴れてくれることを祈りながら休息することにした。
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 夕暮れのホテルの窓から眺めると、高原はすでに秋の花々が雨に打たれ、誰の心にも物思いが支配をはじめるように思われた。
 
 翌朝はまだ雨。朝食を済ませると、どうやら雨も上がる気配、早朝出発の二台のバスも順調にすべり出したとの報告をうけ、それならば私たちはと、横手山頂2000mの焼きたてパンとボルシチ&キノコスープを昼食にと出かけることした。f0133771_0145022.jpg
 雨も上がり途中のリフトの足下はヤナギラン、あきのきりんそう、竜胆と咲き乱れていて、多分遅くまで雪が残っていたのか、遅れ咲いたニッコウキスゲの群落もある。
 こころを残しながら、夕方のコンサートの準備にホテルの「森の音楽堂」に引き返した。

 さてリハを済ませると、突然の雷雨。聴衆の皆さんが到着するとパタッと止み、また雨が降りはじめるといった具合の、何ともおんなごころと何とか天気。

 それでも17時半からのコンサート本番は、いつものことながら暖かい心のこもった拍手と喝采をいただき、歌い手冥利につきる幸せをかみしめました。ご来場の皆様ほんとうにありがとう御座いました。f0133771_0181699.jpg
 年年歳歳感じることは、繰り返すことのない今一回だけの歌っている瞬間、この年だけめぐってきた機会。
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今この季節に空を舞うツバメは来年も再び同じところにもどってくるのか、あるいはその子ツバメがそして孫ツバメが、などと繰り返す営みを思いながら「グッドバイ」を歌いました。

 さてコンサートがはねた後のフランス料理の晩餐、前日の和食も満足の美味しさだったが、それにましてホテルスタッフの応対の素晴らしさは、東京の一流ホテルにも勝る印象を受けた。
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 翌日は東館山での、山いっぱいに咲き乱れる高山植物に子供のように声をあげるツアーの方々の姿があり、その人それぞれの花の思い出の話も、秋の空に軽やかに聞こえてきました。
 
 マツムシソウ、ヤマハハコ、さわぎきょう、トリカブト等々、花の名前を挙げる楽しさは格別の喜びありで、私たちのまぶたのうらがわにいつまでも消えない美しい映像を焼き付けてもらったこと、自然の中に生きることの感謝が、帰途の時間を豊かにふくらませていたように感じました。
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by cantare-so | 2008-09-10 23:34