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帰港、そして雨の夜

 
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 天候に恵まれた六日間の「利尻・礼文クルーズ」を終えて、自宅に戻ると、雨の夜になった。雨音は旅の記憶の頁をめくり戻す作用があるようだ。
 
  コンサートやら、歌の講座があり、忙しかった時間。そしてのんびりと北の島に咲く花々を見ながら、その名前を繰り返していた時間。
 いつものことだが、途切れ途切れの印象と、データ整理のつかないままいつしか旅は終わり、明日からはレッスンが続き、そして本番がある日々だ。

 旅の最後の夜、船尾にある甲板に出ると、航光を追って鷗が飛び続けていた。
鷗と海猫の区別を教えてもらったが、闇のなかでは判別困難だ。

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 多くの方々にお声をかけられ、話がはずみ食事もはずみ、すべてにおいて足を踏みはずしてしまったような気がしないでもない。
 利尻島でのはしご酒ラリー、こちらははめを外すこともなく、無事に船に帰還。笑いすぎて顎はややはずれ気味だったが、明け方の出航に間に合えば良いという、何とも粋な通達もありで、ほんとうに楽しい夜だった。

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沓形港でのんびり釣りを楽しむご年配のご夫妻。苫小牧からご主人の改造したキャンピングカーで来たと言う。船を何度も降りるたびに、すっかり話し込んで釣果を見せていただく。鰈やほっけなどなかなか大漁で、昨年は50匹は釣れたのだそうだ。「ほっけを送ってあげるよ」とこれまた楽しみがひとつ、人との出会いは楽しいもの。
 
 島内は山菜の宝庫。思わずタラの芽や山独活に手が伸びそうになる。
入山料の五百円を払えば、採り放題の話にも強く気が傾く始末。
 
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到着前日から解禁の「ばふんウニ」、そして「えぞむらさきウニ」三昧。二段重ねのうに丼には参った。
 この先とうぶんウニは食べなくてもと、妻とそんな会話もしたけれど、それならとうぶん食べなくても良い品目ばかりの食事をしたようだ。
 
 だが、こちらの記憶のほうは、早くも忘却の世界へ旅立ちはじめている。
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by cantare-so | 2009-06-22 00:22