マドリッドのステーキ

マドリッドのプラド美術館で、ゴヤ、ベラスケス、ムリーリョ、エルグレコなど目白押しの絵画のご馳走にあやかった後、夜は王立歌劇場で「カルメン」を鑑賞出来る何て機会は、めったに訪れない事。

ならばオペラハウスのすぐ裏にあるホテル・オペラの部屋で休み、夕方には体力をつけて、オペラ四幕の殺しの二重唱までしっかり見届けなければ。

こんな時は自分がホセを歌う時と同じように、横丁の肉専門店レストランに飛び込み、肉、それも最低300g以上のリブ・ステーキに岩塩と胡椒だけを振り、赤ワインと一緒にポーコ・エーチョ(ミディアムレア)で口の中に無理矢理つめこんで座席に向かう。

結婚後、妻も私も、我が家では、コンサートの本番前には、ぶ厚いステーキを食べるのが習慣になっている。オペラは演奏するのも、鑑賞するのも体力がとても必要。こんな調子でヨーロッパ各都市の牛肉ステーキの思い出は、オペラの演目と、そして歌手達の良し悪しの声に繋がっている。

さて帰国して、自宅で肉を焼くのは。勿論男の仕事と心得ているが、生山葵、エシャロットを摩り下ろしたバターソース、最後に京都の黒山椒。これはもう決まりだ!

さっきからうろうろしてどのワインを開けようかと、私は迷いに迷っている。
本日のオペラの演目は、私の鼻歌程度にして、気楽に杯を飲み干そうか。
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by cantare-so | 2005-06-13 11:34 | フレンチ
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